林業体験棟では活動がある日には湯を沸かしたり、暖をとるために焚き火をします。その際、いつも子どもたちが「火だ!」と言って近づいてきます。
住宅街で育った私でさえ、子どもの頃は近所の人が落ち葉焚きをしたり、建築現場で大工さんが廃材を焼いたり、私自身、友だちと空き地で火遊び(よい子はまねをしてはいけません)して草木を燃やしたりと、焚き火は身近な存在でした。
しかし最近では野焼きが禁止となり、焚き火自体も身近なものではなくなったのでしょうね。めずらしそうにいつも子どもたちは火を見つめています。活動の中でマッチで火を点ける体験もしてもらうことがありますが、ほとんどの子どもたちはマッチを扱うのも初めてです。タバコを吸う家庭が減り、マッチやライターが遠い存在となり、台所でもIHのクッキングヒーターが普及してきた今、火そのものが遠い存在となってきているのかもしれません。
そうなっている今こそ、自然体験活動や親子森林体験を通して普段できないことを森林公園で体験していただければ幸いです。
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